台地が遣わした天からの恵み

第三次焼酎ブームの主役に躍り出た銘柄たちのうまさの表情

なんでも今は第三次焼酎ブームなのだそうだ。 以前、麦焼酎が話題となった時期があったが、今回の焼酎ブームは、いろいろな焼酎の中でもとりわけ「芋焼酎」の人気が高いと聞く。 それまでの焼酎といえば、安物でにおいもきつく、なにかと程度の悪いものと相場が決まっていて、「貧しい」イメージがついて回っていたものだ。

ところが麦焼酎が人気を得たときには、その口当たりのよさが新鮮で、それまでの焼酎のイメージを一新させるものがあった。 さて今回のそれは、焼酎を代表する(といっても過言ではない)芋であり、本来的というか本格的な焼酎がデンと真ん中に据えられた、そんな感じがする。 本当の焼酎好きがこのブームを招来させているだけに、いよいよ「本物」時代の到来になった感が強い。

聞けば芋焼酎のそれぞれの持つ強い個性と複雑を極める味わいが、人気の基本になっているという。 なるほどブームにあやかるつもりはないが、いろいろと芋焼酎を試してみたところ、その一つ一つの味わいに表情があり、また個性と起伏に富んでいる。 つまりそれだけに焼酎の銘柄に合わせて飲み方やり方にもいろいろあるということか。

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焼酎造りにこれ以上の環境は「金の草鞋」でも捜し出せない

楽しみ方、味わい方を選ぶにしても、なにかしら複雑なおもしろさまでありそうで、お楽しみも倍増するわけだ。 いまでは日本酒も冷やして飲んだりお燗をしたり、常温で飲むなど酒の醸造方法や種類によっても違っている。 芋焼酎にしても同じで、それぞれの銘柄でこれくらい味わいに違いができてくると、自ずと飲み方、やり方も違ってこよう。いまの芋焼酎を一言で語るのは難しい。 もともと芋焼酎といえば「薩摩・鹿児島」が本場であり、米の獲れない土地柄だけに、米で醸造や蒸留できないので芋を焼酎にした、と思われがちであった。 なるほど歴史を見ると、それもあながち間違いではないが、しかしそれさえも、遠い昔のような気さえする。 いまの香りも味も極上のしっとりとした芋焼酎を口にすると、一瞬にしてそんなイメージはどこかに消し飛んでしまう。

たしかに、薩摩は地味に乏しい土地柄であった。桜島の噴火のせいで土地は火山灰でおおわれたシラス台地であり、南の強い太陽に焼かれたやせた土地であった。米も容易に取れなかったのも事実である。 十七世紀の初めに中国の福建省あたりからサツマイモが伝えられ、やせたシラス台地に環境が適合したこともあって、まるまるふっくらとしたサツマイモが取れるようになった。 サツマイモをいまも「カラ(唐)芋」「琉球芋」と呼ぶのも、沖縄経由で中国からサツマイモがやってきたからに他ならない。 それまでは薩摩地方でも米焼酎は造られていた。天文十五年(一五四六年)ポルトガル船の船長がフランシスコ・ザビエル宛てに書いたとされている半年間の薩摩逗留の「日本見聞録」には、地元民たちが「オラーカ」という酒を飲んでいる、という記述を見ることができる。

はたしてこれが何の酒であったのかは定かではないが、サツマイモが入ってからは、薩摩藩の奨励も手伝って、シラス台地とあいまって急速に芋焼酎が発展したものと思われる。 ちなみにかつての薩摩の芋焼酎とは、サツマイモから「もろみ」を造り、単式蒸留器で蒸留したサツマイモ100パーセントのものを指している。 というのも、かつて薩摩といわれた鹿児島で作られていたサツマイモ(甘藷)は単に甘いばかりではなくて、焼酎造りに適したものであったと考えられる。 ふだん私たちが食べているサツマイモは、皮が薄くて赤く、細長いものだが、現在鹿児島で作られているサツマイモは丸くてふっくらとしていて大きく、色も白いか薄黄色をしている。 食べて美味しいものが焼酎にしたら美味しい、という単純なものではなく、やはり芋の成分によってきまってくるわけだ。

ちなみに鹿児島のサツマイモの主力になっているコガネセンガン(黄金千貫)やシロユタカは澱粉質が豊富なことで知られている。 また芋焼酎用に作り出されたジョイホワイトなどもあるくらいだから、いわゆる焼き芋屋さんの芋とは自ずと違うことが分かろう。